巷でウワサの緊急事態宣言

2020年の春に発令されたことが記憶に新しい緊急事態宣言ですが、2021年1月7日に再発令されるようですね。

 

自己紹介で触れなかったのですが、僕は19歳の学生です。学生の友人の間でも緊急事態宣言の再発令は大きな話題となっています。

あくまで僕の友人関係という枠組みにおいての話ですが、緊急事態宣言に対して良いイメージを持っている人はほぼいません。むしろ無意味という意見をよく耳にします。

僕と、その友人たちの意見を少し紹介します。

 

そもそも緊急事態宣言って無意味なんじゃないの?

 

僕の知人関係ではこれを言う人がかなり居ます。僕自身これにはほぼ同意見で、強制力、拘束力のない緊急事態宣言では感染ルートを減らす効果は薄いだろうと思われるし、そもそも通学や通勤に使われる公共交通機関が動く以上、コロナウイルスは移動し放題ではないでしょうか?

ただ、感染ルートを減らす効果がないとは言えないため全くの無意味では無いとも言えると思います。

 

では効果が少しでもあるならやった方がよいでしょうか?僕より賢い方は世間に溢れています。賢い皆さんはどのように考えますか?

 

僕の考えは、

全く無意味とは言えないまでも、経済を止めてまで行うほどのメリットは到底ない、です。

今の日本は経済面への配慮が足りないのではないでしょうか。いくらパンデミックを防ぐためとはいえ、経済が死んでしまえば国は死んでしまいます。

 

この点においてGoToキャンペーンは悪くない政策だったと思います。ウイルスとお金、2つのものを人間が持っている以上、お金が動けばウイルスも動きます。

経済を回すか、ウイルスを回さないか、どちらかの選択を取らなければならない今、緊急事態宣言が

 

「経済を回さず、ウイルスの移動を減らす効果は薄い」

 

というあまりにも残念な結果をもたらすことが鮮明に想像できてしまうのです。

 

経済よりも人命が大切だから感染拡大を防ぐほうが大事だ、という意見もあるかもしれません。

もっともらしい意見です。でもそれって経済が止まっても自分が危ない状況にならない人の意見ですよね。

緊急事態宣言がでれば飲食店や観光業に勤める人の収入は大幅に減るでしょう。収入は命です。

その人たちの収入がなくなって死んでしまうのと、コロナウイルスに感染して死んでしまうのって同じ重さじゃないですか?

 

天秤にかけた時、自分や家族の命が惜しいのは当たり前です。でもそれは経済を回してきた人たちを軽視していい理由にはならないです。

 

 

緊急事態宣言はもう発令されることが決まっているようですが、発令する前に、政府は発令されて困る人(例えば、飲食店や観光業に勤める方など)に対して、補償の話をしなければならないと思います。

 

感染拡大と経済の停滞、どちらも大変なことですし、どちらも上手く解決する方法なんてないかもしれません。でも、自分や自分の周りのことだけを考えて行動する人が多いほど事態は深刻になります。

 

コロナ禍に振り回されて人々の余裕はなくなってきていることは紛れもない事実ですが、こんな状況だからこそ、落ち着いて広い視野で物事を視なければならないのではないでしょうか。